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講演「塾創立五周年記念講演」  
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ご親筆画像はありません 渋沢敬三(しぶさわ けいぞう)先生

1896年(明治29年)〜1963年(昭和38年)
東京生まれ。日本銀行第16代総裁、民俗学者。渋沢栄一の孫。
1918年 東京帝国大学法科経済科入学。柳田國男との出会いから民俗学に傾倒し1921年「アチック・ミュージアム(屋根裏博物館)」をつくる。横浜正金銀行に入行。1926年 第一銀行取締役に就任。1934年 日本民族学会を設立。1944年 日本銀行総裁就任。1945年、幣原内閣の大蔵大臣に就任。経済団体連合会相談役、国際電信電話(のちのKDDI)社長、文化放送社長、高松宮家財政顧問などを務める。
実業界で活躍する一方、アチック・ミュージアムは後の日本常民文化研究所となり、収集された資料は現在の国立民族学博物館の母体となった。また、宮本常一、梅棹忠夫、江上波夫、中根千枝、川喜田二郎、今西錦司、網野善彦ら、多くの民俗学者の活動を支援した。

著書「豆州内浦漁民資料」(日本農学賞)「日本釣魚技術史小考」、「日本魚名集覧」、「塩俗問答集」ほか。